春分の日と復活祭 Vernal Equinox and Easter
3,4日前でしたか、外国、特にヨーロッパ、アメリカから、きれいなカードがたくさん送られてきました。
あまりなじみのない種類のカードでした。メッセージはどういうわけか一様に、≪おめでとう、春が来た≫ ≪冬はもう去った≫ ≪新しい春の一日を≫ とかいうものばかりで、わたしは
何のお祝いがあるんだろうと思案していました。
そして、何気なくカレンダーを見たら、春分の日でした。
日本では、春分の日は、お彼岸ーお墓参り というイメージが強くて、このように春の到来をことほぐという感覚から少々遠いのではないかなと、春分の日の持つメッセージが、近づいている復活祭の喜びのプロローグでもあるのだ、とやっと気づきました。
上のカードに書かれているのは 雅歌2章10節~12節: 「愛する人よ、美しい人よ、さあ、立って出ておいで。 ごらん、冬は去り、雨の季節は終わった。花は地に咲きいで、小鳥の歌うときが来た。この里にも山鳩の声が聞こえる。」
そういえば、庭の木々、花の芽吹きには目を見張るものがあります。
木々は一本ずつ主張しているようです。 「春だよ」 と。
そこには、たしかに明るい希望があります。
寒くて小さくなっていた私にも、 毎朝、そのふくらみが増し、色をつけはじめた木々の芽は呼びかけます: ”さあ、立って出ておいで” と。
この美しい芽吹きと共に、主の復活祭が近づいてきます。
一回死んだかのように見えた木々は、長い冬の間寒さに耐えて、このすばらしい 感動すべき 「美」 と共に主の復活の神秘を私たちに教えているようです。
私は、長い冬の過ごし方を 主と共によみがえるために、 庭の木々や花たちから教わっています。
毎朝、ミサの行きかえりに 目に入る 若芽の変化に心を躍らせ、復活祭の準備をさせてもらっています。
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