残念! 遅すぎた!
少し前に、大学受験を目指しているNさんというベトナム人の女性の話を書いたと思います。
留学試験は無事に終わったようですが、本番はだれでもそうでしょうが、だいぶ緊張して思ったようにはいかなかったようでした。
今度は次の本命の大学の試験が待っています。
お金がないので国立を狙っているのですが、遠方に行けばいくほど入学しやすいんだそうで、「シスターから遠くなっちゃうねえ」と言いながら、いろいろな大学を検討していました。
国立がだめならいよいよ私立。
というところで、話に上ったのが都心にあるJ大学の名前でした。
奨学金もあるし、外国からの私費留学生、特に東南アジアからの私費留学生にはとても親切な大学です。
さっそく、奨学金のことや、大学の事をインターネットで調べてあげました。
そして、本人には、すぐに、「入学要綱」というのを購入して研究するように勧めました。
夕方、携帯電話が鳴りました。
「シスター、買いに行きましたよ。でも、締切はもう終わった、と言われました。」「えーっ!」
「そうなんです。試験が11月終わりだから、締切は1か月前だったそうです。」残念そうな声が受話器から響きます。
今、もう11月20日ですものね。
「もうちょっと早く考えればよかったと思います。ちょっと遅かったですね。残念ですが・・・シスター、ありがとうございました。」
あ、あ、あ、・・・私もとても残念な気持ちでいっぱいでした。入学後も少しでも近くにいたら、何かと相談にのったりしてあげられるかもしれないのに、と思っていたからです。でも、ベトナムから来ている「先輩」たちと「友達」に励まされてこれからも苦しい道を切り抜けていくんでしょう。
じゃ、また土曜日の朝食で会いましょうね、Nさん。
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Nさん、がんばってくださいね。
投稿: aya | 2008年11月20日 (木) 23時13分