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2010年7月16日 (金)

「軍隊を捨てた国コスタリカ」

最近とみに「平和」という言葉が飛び交っていますが、「コスタリカに学ぶ会」から《つうしん》が送られてきて、その中でコスタリカのB.グレン氏(心理学者)がなさった「コスタリカからみた日本」という講演会の要旨を読んだら、私が直感的に感じていたように、「平和」は決して甘いやさしいものではないことが分かりました。

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グレン氏の「講話」の中で私の心に響いたところをを抜き書きしてみます:

★基本的には、平和というものは子供が安心して遊べるというのが理想かな。

★市役所へ行って防衛庁の新人募集のパンフレットを貰って来た。若い人はこのような会(グレン氏の講演会-平和を考える会)に出席せず自衛隊に入るような人がいて悲しい。

★コスタリカは楽園ではないが、平和をすごく意識している。もう60年も軍隊がないので、軍隊がないことがあたりまえだと思っている。

★私たちは「平和」についてかなり話したが、話すだけでは「平和」は発生しない。

★我慢と平和の関係を考えている人が少なすぎる。人に迷惑をかけたり、かけられたり、毎日のこと。我慢できない人は平和をつくる心が足りない。

★人間も他の動物も皆、平和本能も暴力本能も持っている。両方は遺伝子の働きで発生する。つまり、遺伝子のおかげで平和をつくることができるし、暴力も起こすことができる。そのコントロールを上手にしないといけない。

★統計的研究や、歴史的研究によれば、多くの争いや戦争は誰かの支配意識から生まれるものではない。ほとんどの場合は利害の衝突から生まれる。

★1821年に独立。約50年間は争いがあった。その後1930年までの60年間に国家とコスタリカ人のアイデンティティーがつくられた。国民のアイデンティティーを積極的に政治に取り込むことができた政治家がいたおかげで今のコスタリカがあるとコスタリカ人は思っているし、彼らが平和のためにいろいろなことをやってくれたことを認めている。今も、コスタリカのアイデンティティーは厳しいテストを受けつつあり、グローバリゼーションの中でこのアイデンティティーが残るかは分からないが、絶対に平和を守るという平和的自意識はまだ変わっていない。

★コスタリカで「やっつけられたらどうなる?」というアンケートを取ったら、「死ぬしかない」という答えをする。そう思う人が増えなければ平和はできない。今のところそう答えるしかない。

★今までやられたことはない。コスタリカをやっつけたい国が出てきた場合、弱い子をいじめるようなものだ。周りの国々から良くは見られない。

★完全に安全ではないが、軍隊を持つ危険性と平和の危険性で、コスタリカは平和を選んだ。

以上。

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