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2011年12月 5日 (月)

こんな帰宅も

電車を降りたらちょうどバスが出た後だったので、意を決して、夕闇が迫ってきた冷たい風の中を20分ほど歩いて帰ることにしました。

いつもの電気屋さんの角を曲がったころから、わたしの後ろに複数の人が歩いている気配を感じました。若い人のようです、高校生かな?

歩き方の遅いわたしを追い越したいだろうと思って、身体をすぼめて道を広げていたつもりなのに、後ろの何人かの生徒たちは一向に追い越そうとする気配がありません。

元気いっぱいの若者なのに~~ 追いこさないの? 不思議でした。 

そのうち、後ろの若者たちが歌を歌い始めました。声で、やっと彼らが男子生徒だと分かりました。

彼らが歌うのは、いろいろな歌の切れ端です。

私の知っている歌は1曲もない、今の若い歌手たちが歌っている歌のようです。

いろいろな歌の歌詞の切れ端を合唱しては、

「これがいいんだよね」

「XXの歌だよね」

「歌詞がじんとくるね、」

「へこんでるときに聞いたら泣いちゃうな」

「XXがやっぱいいな」

などなど、勝手な(?)ことを言いながら楽しそうに歌いながら私の後ろを歩いているのです。

その頃は、わたしも後ろの高校生(声の感じから)のコーラスをすっかり楽しみながら歩いていました。

「いいなあ、いい子たちだなぁ、今日もよい一日だったんだろうな、よかったな」

私の心の中も、いろいろな思いが去来しました。

大きな交差点に来て赤信号だったので、彼らの正体を確かめることができました。

やはり高校生たちでした。体育部の部活の帰りのようでした。

赤信号を前にして彼らと横並びになったわたしは、楽しく歩かせてもらったことを心の中で彼らに感謝しました。

信号が青に変わり、渡り終えた側の歩道は今までの歩道の2倍の広さだったので、彼らはやすやすとわたしを追い越して行きました。

そして、相変わらず楽しそうに喋り、歌いながら彼らはわたしからどんどん離れて行きました。

思いがけなかった「コーラスの伴奏つき歩き」も、終わりました。

「これが 本当の 力」    「これが 本当の 希望

彼らが歌っていた歌詞の一節です。

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