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2012年4月24日 (火)

寒さの中の熱さ: ホアイ神父叙階式

4月21日、この日もまた寒の戻りのようなうすら寒い日になりました。

11時からの式にむけて、私たちは9時に赤羽駅に集まって、さいわい駅近くにある「赤羽教会」に行って準備を始めました。


教会の中では、今日の主人公、ホアイ助祭が式のリハーサルの真っ最中でした。


私たちは、邪魔をしないようになるべく静かに楽器やアンプのセッティングを急ぎました。


11時きっかりに、岡田大司教の司式で叙階式のミサが始まりました。

無事に、美しく荘厳なミサが終わり、

「これから新司祭の挨拶があります」
という司会者のことばに促されて、ホアイ神父さまが祭壇中央に立って大司教さまはじめたくさんの司祭団と会衆、特にこの日のために来日されたご両親に向かって感謝の言葉を述べられました。

「わたしはベトナム人ですし、ベトナム人の方も大勢いらしているのでベトナム語でも挨拶したいです」

と言って、・・・ ご両親への感謝の言葉になったとき、声が詰まり、ことばは最後まで続きませんでした。

でも、教会内にいた人たちは全員、神父さまが「何」をおっしゃりたいのか、よくわかったので、ごく自然に温かい拍手がわきました。

感動的な場面でした。

そして、神父さまは、ことばの代わりに両腕を広げてお父様とお母様を右と左に抱きしめていらっしゃいました。



子どもの時から、何をするにも、「まず、教会へ行くこと」を勧められ、その時は反発も感じていた少年ホアイ君だったでしょうが、「母のこの教育が私の信仰を育てました」と、おっしゃっていました。

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そのあと、教会付属幼稚園のホールに場を移して祝賀会が開かれました。

たくさんの司祭やシスターたちに祝福されて、幸せそうな新司祭のために、また聖歌隊はステージでお祝いのための活躍(?)をしました。


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赤羽教会の方たちも心から準備に心を砕いていらしたのがよくわかりました。


祝賀会も終わり、皆さん帰路についたあと、聖歌隊は新司祭、ご両親、修道女のお姉さん、妹、弟、ご親戚の神父様もお呼びして、修道会のご厚意で用意された別室で楽しく賑やかな「ベトナム風二次会」をやりました。


ご両親も異国での『息子神父』を心配しながら祈り見守っていたのでとても嬉しそうに安心されていたようでした。



最後にコンベンツアル聖フランシスコ修道会日本管区の崎濱管区長様のことばの一部を引用したいと思います。


    『ホアイ神父さまは、故郷を離れた異国である日本で、宣教師として働くべくしっかり精進し、難しい日本語を自由に使えるようになりました。神父様の口から出てくる言葉が、多くの人の心にはいって力となり、神さまの愛を伝える使者として存分に活躍できるよう、今後ともご支援ください』


私たちも、私たちの口から出ることばで人々に力を与え、神さまの愛を伝えることができますように、ホアイ神父さまと一緒に祈ります。

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