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2013年11月25日 (月)

楽器と向き合う姿勢

Jv2013011 つい先日、好天に恵まれた11月23日、東京四谷の岐部ホールで毎年開かれる「ジャパベトナム」のツアー報告会と講演・演奏会がありました。

講演と演奏に、ベトナムの民族楽器トルン(竹琴)奏者の小栗久美子さんが来てくださいました。

講演では、トルンとの出会いから始まっていろいろな人々との出会い、楽器についての思いなどスライドを交えながら、心をこめて話してくださいました。

そして、いよいよ、トルンの演奏。トルンはT'rung と表記します。ベトナム中部の中でも少し南に位置するタイ・グェン省の少数民族にとても古くから伝わる竹の楽器だそうです。音色が美しいことから、ハノイの音楽家等によって改良が重ねられて今の形になったということです。
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小栗さんの話の中で良く出てきた表現に、楽器に対する思いがありました。

さまざまな体験を通して、「わたしはこの楽器を、遊びに使ってはいけない(単なる趣味に使ってはいけない)、また、商売の種にしてもいけないと感じるようになった」というようなことをおっしゃっていたように思います。

楽器に対するその姿勢に心打たれました。

会が終わって、和やかにお茶とお菓子を楽しんだ後、あちこちで聞かれた声:「すごいね、あの音。」「魂が入っている」「本物のプロだね」などなど・・・ 本人が体調を崩していたとは思えないその姿勢にも感心しました。

久しぶりに、マイクを通さないで楽器の生音で演奏を聴けたこともラッキーでした。

そして、何よりも私は小栗さんの楽器に対する姿勢に心打たれ、彼女がもっと素敵に見えました。

こんな演奏家に弾いてもらえる楽器(T'rung)は、幸せものですね。
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