世話をし、世話をされることのよろこび
ベトナムの私の大切な友人Kさんから写真付きのメールが届きました。
Kさんはしばらく前に職を失い、それと同時に今まで仕事を通して出来ていたたくさんの友人たちからも疎遠になってしまって、心身ともに疲れ弱っていました。
遠い日本からは何もできないもどかしさを抱えながら、Kさんのために祈っていました。そして、私のベトナムにいるベトナム人の友人たちに、Kさんとコンタクトを取って力づけてあげるように頼んでいました。
たまに、メールでのやり取りはしていても、心が疲れていると、メールさえ書きたくなくなります。その気持ちはよくわかるのですが、音沙汰がないと、これまた心配です。
そんな矢先、Kさんの友人の一人が 何種類かの植物の苗をプレゼントして、朝晩水をやりながら世話をするように頼んだそうです。
Kさんが朝、晩 水をやって世話をしたその結果です。
立派な実・花をつけた植物も嬉しかったでしょうけれど、Kさんが一番うれしかったと思います。
お世話する相手がいる、、これはなんて大切なことでしょう。どんなもの、どんなことでもいい。自分でお世話できるものを探せたらいいですね。
私の友達Kさんは、本当に喜んで写真を送ってきてくれたのです。
世話をし、世話をされることの大切さを教えてくれたようです。
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植物に癒されるお話、オーヘンリーの小説「最後の一葉」を思い出しました。 窓から見えるツタの葉が全部おちるときが自分の死期、と枯れ葉を数えて暮らしていた病人が、嵐に耐えて一枚のこったツタの葉を見て、生きる決意をするというストーリー。でもそれは老画家が嵐の中で病人のために命を賭して書き残した、筆で描いた絵の葉っぱだった・・・。 そして今週の福音「友のために自分の命をすてるほどの愛・・・」 ベトナム人のKさんに種を送った友人たち、実際に命を捨てたわけではないけれど、イエスのみことばを日々の生活の中でしっかりと生きている方々ですね。豊かに茂ったみどりの葉っぱの写真に、私も元気をいただきました。ありがとう。
投稿: richi | 2015年5月 9日 (土) 14時33分